と思って陳列棚を向いた私の袖を佐城さんが引く。
私には想い出が一番だから。今後の活動でファンに届けるための何かを貰ったから。
そう告げられ、彼女がまた新しい何かを手に入れたことを知った。




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アクセサリーを外し、服を着替え、勢いを抑えて情感たっぷりに歌い上げる。今までは知らなかった彼女の新たな一面。はじめまして、多田李衣菜。




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