1943/4/23 未明より激しい風に見舞われる。艦体が浮き上がるほどの荒波渦巻く海面とは裏腹に、空は霧ひとつない快晴だったのがなんとも不思議だ。少し潜ればこれまたいたって穏やかな海中に避難する。嵐が治まったのは4/25の朝だった

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陣形を崩せないのか、幸運なことに後を追ってきたのは朝潮型駆逐艦一隻のみ。後部発射管から放った魚雷の一本が艦尾に命中、こちらも一撃で沈黙した。行き当たりばったりとはいえ、初陣としては申し分ない戦果と言えるだろう 

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もとよりバッテリーも燃料も尽きかけ、派手な動きはできない。無音潜航で艦首を北に向け、狙うは直近の翔鶴型空母。距離があったため万全を期して前部発射管をすべて空にする。その後は脇目も振らずに逃走に転じたが、水測の報告で魚雷は4本とも命中、目標の轟沈を知る 

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