絵画の世界は
とても不思議
過去や未来を
描きながらも
私達を
時間が存在しない
永遠の国へと
連れて行ってくれる
絵画の世界に広がる
物語の結末は
色彩や形が紡ぎ出す言葉と
じっくりと
ゆっくりと
向き合わないと
分からない
だから
今日も明日も明後日も
心の窓を開いて
絵画の海に飛び込もう
表現したいという
想いが全て
伝えたいという
想いが全て
感情を
分かち合いたいという
想いが全て
寄り添いたいという
想いが全て
心の声に耳を
傾けたいという
想いが全て
私達の胸の奥に宿る感動は
解き放たれる時を
待っている
だから
今日も
想像力の翼を広げて
想いを文章に紡ごう
何か辛いことを
乗り越えたら
何か悲しいことを
乗り越えたら
何か心の痛みを
乗り越えたら
たくさん浄化の
涙を流したら
自分の失敗は反省して
でも
自分のことを
憎まずにいられたら
自分をたくさん
褒めてあげよう
大丈夫だよ
世界中の人が
私のことを嫌いでも
私は
私を
愛し続けるから
時に
この世界は
自分の心のなかにある
美しさや優しさや
平和な光や
愛に満ちた静寂を
映し出してくれる
きらめく鏡になることがある
ほんの少しの
愛の込もった贈りものを
差し出すだけで
この世界は
私たちの心のなかにある
豊かな宝物を
澄んだ湧き水のように
透明な鏡で
映し出して
教えてくれる
私たちは
自分たちが
無条件の愛で
愛されていることを
知らない
それどころか
時には
自分を激しく憎んだり
愛の光を恐れて
暗闇や影に逃げ込もうとする
だから
私たちに無条件の愛を
教えるために
伝えるために
歌や音楽や絵画などの
アートは
懐かしい愛の故郷から
この世界に生まれて来たんだね
あなたは
誰にも気づかれないうちに
変身を繰り返し
誕生を繰り返し
最終的には
永遠に変わらない
美しいものになって
空に飛び立つ
まるで蝶が
さなぎから生まれ出て
青空へと
飛び立つように
周りの人は
あなたが
いつもと変わらないと思って
普段通りに接するでしょう
光を宿した
あなたは美しい
天空の彼方から
鳴り止むことの無い
静寂に満ちた音楽と
優しい声が響き渡り
彼女に告げた
『世界に優しく触れ
暖かい抱擁で抱きしめる
あなたに光あれ
あなたは永遠に愛されている』と
夢見る瞳をした
子どもはにっこりと笑い
走り去り
春の光の中へと消えていった
それはよく晴れた春の日で
この世界に
脇役の人なんか
一人もいなくて
誰もが皆
キラキラと光り輝く
物語の主人公
私たちは
この地球上で
展開される
何百ページ
何億ページにも渡る
長い長い
一つの物語を
別の視点で読み
一人の登場人物を
演じている
今日も
自分の胸に宿る
情熱の炎を燃やしながら
物語の世界を
生きよう