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『今日は冬の恋人の日らしいな』
『そ、そうね…』
『バレンタインとホワイトデーの間で、恋人同士の絆を深める日らし…』
『…へ、へっくし!』
『…なぁ蒼、冬にその格好は寒いんじゃないか?』
『寒いに決まってるでしょー!でも、冬も一度は神域に行くしたきりなのよー!』
『しきたりな…』
『うあー、今日も寒いわねー』
『ふ、ふふふ…蒼ちゃんと二人マフラー…幸せすぎます…』
『あ、藍ー? 心の声、ダダ漏れよー?』
『蒼ちゃん、気にしてはいけません。ほら、寒いですし、もっとくっつきましょう』
『い、良いけど…歩きにくいわね。これ…』
『お、お手紙だ…にゃん』
『…しろは、何やってるの?』
『…え。羽依里、こういうのが好きって聞いたから』
『聞いたって、誰から…?』
『藍だけど…』
『……(藍、グッジョブ!)』
『今日は2/22で猫の日なんだけど…もしかして、羽依里はネコミミ嫌い?』
『いや、むしろ好き』
#ねこの日
『羽依里、なにこれ?』
『旅券だよ。パスポート』
『なんでパスポートがうちにあるの?』
『じ、実は…新婚旅行に海外でも行こうかと…』
『い、いいい行かなくていいし!』
『えぇ…もうパスポートも用意したのに』
『相談もなしに気が早すぎ!熱海か神戸で良いし!』
『国内ならいいんだ…』
『ようこそジプシー。わが神秘の部屋へ』
『ど、どうも…』
『お前にはヘタレの相が出ているわ。それと便座カバー』
『べ、便座カバー?』
『あと、生命力だけは魔物レベルね。黒犬くらい?』
『例えがよくわからないんスけど』
『それじゃ、占い料一万円寄越しなさい』
『あんた鬼っスね!』
『蒼ちゃん、そっちのチョコはどんな感じですか?』
『んー、いい感じに甘いわよ?』
『ちょっと、食べてどうするんですか』
『ほら、味見って大事よねー?』
『まぁ…いいですけど。どうせ羽依里さんにあげるんでしょう?』
『当然でしょー。藍は?』
『私は蒼ちゃんにしかあげませんよ』
『え、もしかして藍も髪切ったのか!?』
『そうですよ。これで蒼ちゃんとお揃いです』
『そ、そうだな…(蒼だけ髪切ったから、風呂上がりでも背後から見分けられていたのに…これじゃ、迂闊に後ろから抱きつけないじゃないか…!)』
『羽依里さん、何か言いましたか?』
『いえ、何でもないです』