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『竜とそばかすの姫』細田守監督の最新作。サマーウォーズ以来の仮想空間を舞台にした作品で映像や音楽がアップデートされ、これまでにない世界観を構築していた。ただ人物等が全て記号的で、破綻した倫理感や過程を蔑ろにした展開がノイズで辛い。散漫なストーリをスズの魅力で引っ張っていった印象
そういえば今日はトニースコットの誕生日じゃないですか!!!
数々のド派手アクションとフラッシュ編集で観客の溜飲を下げてきた名匠トニースコット。自分はリドリーよりもトニーの方が好きだったりします。
多くの傑作がありますが、特にデンゼル・ワシントンとのタッグにハズレなし!是非!!
『フランケンシュタイン』(1931)
クリーチャー映画の原点。クリーチャーとは常に人の内在する恐怖の具現化で、そうすることで向き合ってきたのが映画史における怪物です。本作のフランケンシュタインの怪物は「科学の持つ可能性、それに伴う禁忌の行為」への無知故の恐怖の具現化です。しかし↓
「生きる」(1952)
黒澤明監督⑬
黒澤ヒューマニズムの到達点、"生きる"とは何なのか。
前半の生きながらの"死"と"再生"に後半の死後語られる"生き様"。
高度経済成長期、時代の変わり目でも尚、人間の尊厳と崇高な精神を見失わなず、時代に沿った作品を作り続けてきた黒澤だからこその大傑作。
アレハンドロ・ホドロフスキー月間⑥
番外編『ホドロフスキーのDUNE』
未完で世界を変えた一作がある。
多くの著名人、クリエイターが紡ごうとしたDUNEは作られずとも、SF史にその創造の種を撒いた。その事実に創造力のかつてない可能性を感じさせられる。
Fate最終章舞台挨拶鑑賞
ようやく待っていた春が来たようで…本作で終わりなのに始まりの予感すら感じる余韻。原作ファンとして、観たいカットは全てあったし、新しく感じるオリジナリティーに満足。色々あって完結しただけで泣けるのに、キャストの言葉に咽び泣いてしまった。
「アイズワイドシャット」
スタンリー・キューブリック遺作
この映画は夜を彷徨う気だるい高揚感と恐怖を封じ込めている。
強烈な性のファンタジーは現実と夢の境界を曖昧にし、等価だと語る。これまで人の本性を冷めた視点で語ってきた彼が最後に遺したのは朧気な"希望の灯"だ。
「巴里のアメリカ人」
ジーン・ケリーの代表作の1本。彼の歌い踊る姿は良い。人に恋することの喜びや生きる幸せを感じさせてくれる。
ラストのダンスは圧巻。衣装や場面が目まぐるしく変わり、感情を思いっきり発露する。
どのシーンも美しく絵画的。巴里の街の魔法をロマンチックに描ききっている。
「レイジングブル」
モノクロのリングに血が弾ける。実在するボクサー、ジェイク・ラモッタを主人公にボクシングの闇を語る。
男の矜恃や狂気をスコセッシは一貫して描き出す。
スコセッシ監督作のデニーロの持つ偏執的狂気だけでなく、今作ではその顛末である喪失があり、そこが特に気に入った。