//=time() ?>
めくった瞬間に長く美しい薄緑の髪が溢れ出た。まるで彫刻のような美しい首が静かに佇んでいる。丁寧に施された保護魔法でそれは腐ることも無く未だ鮮やかな赤い血を切り口から滴らせるのは相手の皮肉なのだろうか。
恐怖を押しやり布を引っ張るとゴロンっと中身が転がりでる。「ひっ!!…きゃぁぁぁぁぁぁあ!!!」まだ血の滴る織部色の瞳が虚ろに月の光を浴びていた。
一瞬の出来事にアルバートの思考は停滞する。手前で足音がした。それとほとんど同時に右の腹から左の肩にかけて焼けるような熱が走る。