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那由多「……宇賀神……悠翔のこと、褒めてくれる。俺の家族を褒めてくれる人は、いい人。だから……宇賀神も、いい人」
澪「……俺は自分が好ましいと感じたものを素直に認めているだけだ。褒められるべきは、俺にそう思わせるほどの素養を持っている桜坂の方だろう」
那由多「……」
澪「まったく、芝居の場ではあれほど俺たち役者に強気の指示を飛ばしてくるくせに、恋人が絡むと途端に弱腰になるところが今のあいつの短所だな。ある意味似たものカップルだ」
那由多「…………」
澪「……そして、お前はなぜそんな目で俺を見つめてくるんだ?」
那由多「それもあるかも、だけど……たぶん、恥ずかしいんだと思う」
澪「……なるほど、そういうことか。恥ずかしがることなんてないのにな。あれだけひたむきに相手のことを思いやれるなんて、並大抵の男には出来ない大した才能だ。誇っていいことだ」
那由多「……!」
澪「あいつと付き合うようになってからの桜坂は、幼なじみの目から見てどうなんだ? 結城」
那由多「ん……まだ、よくわからない。悠翔……俺の前では、『彼氏』の顔を見せないようにしてるから」
澪「そうなのか? 家族であるお前に遠慮しているということか……?」
那由多「うーん……」
澪「今週は『alone with U series vol.6 ~Haruma~』の特集を展開しているということで、今夜は俺と結城で『恋人』としての桜坂について紹介させてもらう」
那由多「……よろしく、です」
那由多「だって……宇賀神、悠翔と仲良いって……。それに、俺ひとりは……不安」
澪「はあ……結城、お前はやればできる奴なんだから、もっと堂々としていろ。その後ろ向きな思考がお前自身の可能性を狭めているんだぞ」
華純「私は【Track5 戸惑いだらけの夜】を推そう。桜坂さんの部屋で一夜を明かすトラックだ」
由衣「普通、夜眠る前のトラックって男の子の方が頑張るものだけど、『vol.6 ~Haruma~』に関しては~……」
華純「まあ、それは聴いてみてのお楽しみにしておこうか」