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乃亜「いいの? その『他の誰かさん』は、藤吾の悪口ばっかり言うかもしれないよ?」
澪「…………」
乃亜「それを聞いた社長が『そうか。それなら姫崎は早々に解雇しよう』とか言い出して」
澪「…………」
乃亜「可哀想な藤吾は、一人寂しく路頭に迷うんだ」
澪「急にリアルから逸脱するな」
澪「……事務所の社長室だ」
乃亜「社長室……ああ! そういえばあったねぇ。それで? どうして社長室に置いてあった、会社のロゴが入った特注の用紙がここに……」
『姫崎藤吾について話すように 神田麗子』
乃亜「……お仕事だ~」
澪「フン。こんなもの、他のやつらに押し付けてやる」
姫崎 藤吾(きさき とうご)。精度の高い演技で注目を集める役者だ。宇賀神と同じく、お前の高校の先輩でもあったな。気さくでありながら落ち着いたキャラクターもあって、トーク番組への出演も多い。人当たりがいい一方、演技に感情が入っていないと、マイナスの評価を付ける専門家も少なくない。
職業柄、休みがない方が嬉しい時期だが……まあ、それは一年通して変わらないか。
本題だ。もう予想はついているだろうが、今日からは姫崎について取り上げていく。
ん? 俺が余裕あるように見える? いや、別にそんなんじゃねぇよ……今もすげードキドキしてるし……。(なんか当たってるし……)