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「……!?」 「食べないと三人を守れないだろう」
メールはハムの欠片をその場にあったフォークで刺すと、そのままイーゲルの口元に差し出した。イーゲルは少し照れたように笑うと、そのまま あむ、とハムを口に頬張る。
「……ごめんなさい」 「謝ることじゃないって、める、腕は大丈夫?」
ボスケも一緒になって差し出された贈り物を見つめる。深い緑色に煌めく、彼女の耳元で輝いていたイヤリングだ。
「初恋、だったのかもしれませんね」
「……んだよそれ……? 何のサインだ?っと、それより、ここ荒らした見物人が逃げたんだよ。お前も探すの手伝え」
そういって頷き、手を握り返した。背中を合わせて周囲をじっとみつめる。飲み込まれてしまいそうな黒、暗闇の中。小動物のような何かが周囲を這っている。
「お兄さんの探している人はわからないけど、団長の場所ならわかるよ。ついてきて!」
右腕の"キメラス"は暗がりでもしっかりと周囲を把握できる、自慢の目を見開き声の主を捉えようとする。
「……大丈夫、音はもう行ったから……ほら、兄さんがそばにいてやるから、な。」