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「……見つけたぞ、弥生」 「……みつかっちゃいました」
「わぁ……!」
ああ。今日はとっても楽しかった。 鉄兄から貰った櫛を光に翳して微笑む。 とっても綺麗。大切にしなきゃ。
「さんた、さん?」 「うん!クリスマス…12月25日にプレゼントをくれるの!クリスマスにはパーティして、ケーキとかチキンとか食べるんだって!」 「なにそれ、楽しそう!」
「お、梅か?」 「いいね」
兄が書いた物語は私たちの日常を元に描かれている。物語の中だけでも幸せに、そんな願いを込めて。
「…………ぁ、りがとう、ございます」
「今でもあの日の月の光と星の輝きを覚えてる。この夜空は僕の決意の証」
「私、姉様みたいになれてるかしら」
なんか、言いたいことがあったのに言えなかったみたい。死んだあの子に会いに行くって言って、お華さまの棺の前で毒薬を飲んで自殺したんだって。