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力の入らない手で、ぎゅっと握りしめる。手を繋ぐ。
黒い箱を差し出される。金のリボンが巻かれていて、高級そうだ。
きらきらと輝くオレンジ色の瞳が、こちらを射抜くように細められる。
りぃの手をとって、小指を絡めて…ぎゅっと握る。
「「できた!」」 料理が出来上がった。愛花ちゃんとあーちゃんが嬉しそうに声をあげる。
それもかなり最近のもので、パラパラと捲れば美味しそうな料理やお菓子の写真が載っている。
「………桜宮刹命。仲良くとかはしなくていいから」
「ほのめだよ。…声でわかると思うけど男だから。よろしく」
「僕は和泉ヶ原久遠です。こちらの彼は……」
「…………エヴェリー・リシャール、です。……こんにちわ…………。」