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紀元前206年“戦いのアルス”
アルス:わざ、技術、自然のみわざとその在り様に対置される人間の術
イリパの戦い(Battle of Ilipa)これにて完成
ス「カルタゴ人の瞠目すべき習熟ぶりよ。だが慣熟は人間を強力に拘束する。日が昇り、顔を洗い、慣れ親しんだ仕事に着手する。同じ朝を迎え、同様に過ごせることを疑う者は少ない。いや、蓋然性や必然性を都度疑ってかかる者などむしろ何らかの病であると言えよう。ただ……ときに熟練は陥穽となる」
ス「兵には多目の朝飯を与えろ、無理してでも詰め込めとな。悪態を吐く者も遠からず私に感謝する。ここ数日、我々は毎日同じ時間に同じ布陣を繰り返し、対峙して日没に退き、戦機と互いの手の内を探った。今日はそれを違える。中央はヒスパニアの同盟軍、君達が左翼、私が右翼でローマ軍を率いる……」