るかさんのイラストまとめ

全巻読了〜日常の中でゆっくり進んでいく関係と、その時々で切り取られ繋がっていく感情。先輩と後輩だからこそ可視化されている卒業というわかりやすい終着と、その先の連続性。たくさんのが愛がキラキラで素敵だった！誕生日ずっと予約しあうの可愛い。スピンオフ好きそうなのでそのうち買お〜

「彼と彼との家族のカタチ」良かった〜！アメリカで実の両親から虐待されウリまでさせられていた凄惨な子供時代。そこから救ってくれた里親の死と残された妹。共に日本の祖母の元に引き取られながらも、その「家族」に自分が入れるとは思えない条。

「俺と上司のかくしごと」ドルオタ後輩×ゲイ先輩、秘密の共有から始まる関係。男を好きになってしまう負い目、ゲイだから誰かの1番にはなれない。幸せにいつか終わりがあると怯えてしまう。ただのひとりの人間として幸せを享受して、少しずつでもそれが末長いものとして信じられるようになって良かった

「恋愛不感症の孤独」こちらも良かった…！前作悪役だったメイの従兄辰哉。愛するメイに酷い仕打ちをしてしまったことがトラウマで自分を責め続けるのが痛々しい。会社の崩落も相まって空っぽになっていく彼を支えようとする与謝野。仕事と恋、少しずつ縮まっていく関係。

「きみがくれたぬくもり」大好きな不遇健気受けでした…！幼い頃からの虐待、母親からの呪いのような言葉で喋れなくなってしまったメイ。叔父の元に引き取られてからも、悪意と暴力に晒される劣悪な環境。唯一の拠り所であり、代わりに話してくれるクマと必死に生きる様が切ない。

2巻。今度はまた定番の閉ざされた島。バチェラーパーティーの旅先で起こった惨劇とその裏に隠された真実。悪い男を愛してしまった男の結末が苦しい。雪都とクレイトンの信頼関係も、時の流れと共に深まっていて良かった。

「あいのかさぶた」とても良かった〜！同居している両片想い幼馴染。そこに至るまでとこれからのお話。親に捨てられ虐げられても、外には弱みを見せずに生きてきたヤンキーくんがいじらしい。母親と再会するシーン泣けた。ヘタレ気味だけど溺愛な攻めくんが素敵でした。

「ミニサイズでもギャルお兄さんは落とせる」ショタおね（概念）ってかんじで良かったです。ビッチ美人受け大好き。他収録もみんなチャラ目の長髪受けばっかりでとても性癖に合致しました。

3巻。ここでタイトル回収か…！パラスティックってなるほどそういうこと。粗野で幼かった芭亜斗が自分の中にある愛情とその対象を自覚していったのがとても良い。想定外の愛を持ってしまった男の哀れさや無様さのようなもの。最後のクリスのお話含め、その切なさが鮮やかで苦しいですね。