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深窓の令嬢といった雰囲気の女性はオレンジの擬人化。東洋的な黒い髪で、花の褥に膝をつこうとしています。寒いヨーロッパでオレンジを育てる為に作られた温室は「オランジュリー」という言葉の語源にもなりました。背景には鉢植えにされたオレンジの木が並び、ここが温室である事を匂わせています。
私が一番好きなのは、この芥子の擬人化。昔はぐずる子供に芥子入りのお粥を食べさせて寝かしつけたとか……この絵でも花びらのボンネットを被った芥子姫様が昆虫達にサラサラと眠りの粉をかけてます。何とも不穏で魔術的な雰囲気。この芥子の描写も正確で、ちゃんと阿片の取れる芥子が描かれています。
葡萄の擬人化は、バッカイ宜しくほろ酔い加減。この表情がなんとも妖艶! 春先に鉢植えにされて売りに出されるラナンキュラスやアネモネ達の様子はまるで奴隷市場。ここはグランヴィルの風刺画家らしいシニカルな一面ですね。珈琲と紅茶は仲良くお茶の時間。この絵を喫茶店に飾ったら素敵でしょうね。
東京神保町いちのいち様での『博物蒐集家の百科事典』後期(10/26-11/29) に出品するグランヴィルの手彩色銅版画『花の幻想』(1847年フランス製)です。
グランヴィルは元々風刺画家ですが、晩年は幻想的な作風が増えます。こちらの『花の幻想』は花を擬人化したシリーズで、実に多彩で興味深いです。
本日夜9時頃、オンラインショップを更新致します。今回は英国ヴィクトリア朝のタイル4枚、チョコレートカード2種、はちみつ色のボンボ二エール、ベルベットの祈祷書、流れ星のブローチ、真珠貝のペン、ガラスのインク瓶、義眼5つです。よろしくお願いします。
水漏れチェックも兼ねて花を入れてみたのですが、花器上部の凸凹が花首に引っかかって、案外使いやすく感じました。バサッとラフに活けてもなんとなく格好がつきます。鮮やかな色の花や大きめのドライフラワーも似合いそうですね。もちろん何も入れなくても様になります。
このような解剖学チャートも。解剖学の講義などに使われたものだと思います。これは飾る場所を選びますが、大型でハイセンス、ひとつあればとても見栄えします。骨格標本などと一緒に飾るとカッコいいですね。20世紀初頭ドイツ製。
おはようございます。本日営業しております。こちらはフランス製の星座カード。一枚一枚に星座と題材になっているギリシャ神話が描かれています。金インクを使った豪華なもので、デザインも凝っていていますね。近いうちにオンラインショップにアップします。もちろん実店舗でも販売しております。
私は特にこの百合の女王の絵が好きです。アジアの百合はうつむき気味に咲きますが、マドンナリリーと呼ばれる西洋の百合は、しっかり上を向いて咲きます。ですからこの女王様も背筋を伸ばし、凛々しく前を向いています。慈愛に溢れながらも高潔な表情で、気品ある1枚です。
次回、ナチュラルヒストリエにて販売さ予定のアクセサリーたち。月と星のバングル、雪の結晶ブローチ、金の星ブローチ、乙女座ブローチ。販売日時は追って連絡いたします。この他にも額装済みの天体図版なども追加します。お楽しみに!