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トロンボーンの第7ポジションは「腕を長く」という”イメージ”だけでは届かない。「みぎ肩-ひだり腰-みぎ膝」の「逆くの字」を大きく描ける”全身の”筋肉や関節のしなやかさが大切だ。みぎ指からひだり腰まで背中にゴムバンドが張られていて、その途中に方向転換用として肩甲骨がバンドに埋まっている。
フルートの演奏前の準備体操は、バンザイしながらのブレスやグルグル肩回しでも良いけれど、らせんを強調したメニューも大切。この姿勢で膝を少し曲げ伸ばししながら深呼吸をすれば、フルートの演奏に必要な関節の動きと筋肉のしなやかさを準備できる。これからは楽器別の専用エクササイズの時代だ。
運動部は整理体操をしてから部活を終えるよね。吹部はどうかな?例えば写真の姿勢は、Fl,Sax,BaCl,Fg,Hrの長時間の演奏姿勢をリセットするにはちょうど良いポーズだ。楽器を片付けてからこの姿勢で深呼吸をゆっくり10回すれば、家に帰ってからの身体のダルさを少なくできるから、宿題も楽勝かもね(笑)
トロンボーンのスライドを素早く動かしたいから、腕立て伏せの筋トレをしてるって?それより写真の青い範囲の”皮膚”をマッサージしてあげて。みぎ腕を前に伸ばす時、水色のひだり半身の皮膚が、赤矢印の方に動いているんだよ。演奏前に水色の範囲をクニクニ動かしておけば、みぎ腕の準備運動は完璧だ。
片腕は体重の6%もあるので、管楽器を構えると、腕が上がった方に倒れようとするのが人間の身体。ではなぜ倒れないのかって?それはそちらの方向に倒れないように、その腕以外の場所で、その腕の重さと釣り合いをとってくれているから。だから演奏中は固定ではなくて、身体が動けることが大切なんだね。
管楽器の「口の中の空間=アパチュア」の頬の内側の密着を作るのは、「”上の歯ぐきの外側”と”下アゴの骨の内側”」から「唇の角」の間を引き締める筋肉だよ。だから長時間の練習ではマッピの横からツバが漏れ、頬がダルくなり、高音が出なくなる。”唇のバテ”は唇だけが原因じゃないんだね。
かなりざっくりとした分け方になるけれど、息を吸うための筋肉は「胴体の奥深くと首」にあり、息を吐くための筋肉は「胴体の表面」にある。ということは、息を吸う時に「胴体の表面」の動きを意識しても、効果はあまり無いといえるよね。
「"下腹"で息を支えて!」を実行すると?→赤い部分の"全て"に力が伝わるよ。なぜなら"下腹"の筋肉は隣の筋肉に、さらに隣に...と、薄いシート(筋膜)で数珠つなぎになってるから。「下腹"だけ"で」といった、身体が実行できないことを無理矢理に頑張ると、無駄な力みの原因になっちゃう。