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「歌うときはコアを意識して姿勢を良くして!」って言われた事ないかな?巷では写真の赤い部分が「コアマッスル」って言われるけど、足の骨と腰の骨の間"しか"つないでいない。ではどうして"全身"の姿勢を語れるのだろう?指導された時は、何となく解った気にならず、その理由まで聞くクセをつけよう。
"深く響く声"を意識した時は「喉ボトケを下げよう」と頑張るよね。それが出来る筋肉は、首の付け根の前の2つの山とみぞおちの中間にある「第3肋骨」までつながっているんだ。つまり"深く響く声"を出すには、「第3肋骨」まで「喉ボトケを下げる」意識が必要だ。"胸で響かせる"イメージは大切なんだね。
タンギングは舌を「動かしている」んじゃなくて「変形」させているんだよ。ってことは、舌(=筋肉)を硬くしたら「変形」ができなくなる→タンギングできなくなる。その「変形」の土台をつくるのが、下アゴからノドボトケにかけて収まる3つの筋肉。タンギングの練習は、まずは首やノドをゆるめてからだ。
管楽器を構える時、手の平を管体に向ける関節は、緑矢印の「肘の外側の"動く"グリグリ」だ。また手首を曲げる関節は、赤矢印の「親指の根元の"動かない"グリグリの近く」だ。「長く伸びる腕で構えよう」ではなく、親指側の2つのグリグリという「実際に動く場所」を触って知れば、身体は楽に動かせる。
吹部では、筋トレと称して「背筋50回っ!」とかしているよね。理由は”姿勢を良くするため”とか”腹筋に負けないため”だそうだ...座奏姿勢は背筋より股関節の筋肉が大切だし、姿勢の微調整は背骨に付く小指以下の”小さな”筋肉たち。腰を痛める前にこの運動は捨てて、さっさと基礎練を始めて音を聴こう。
普段こちらのTwitterアカウントでつぶやいている内容を、9月24日(月祝) 21:00-21:30に"リアルタイム動画"にてお届け!今回のテーマは「アンブシュアをつくる顔の筋肉〜口輪筋(こうりんきん)〜」です。こちらのサイトから今スグお申し込みを!https://t.co/gZwEkxqzxw
なぜ吹部で腹筋運動をするのかな?①腹筋を鍛えて→②肺活量を増やして→③良い音を出すためです!...と思っている人は多い。でも❶腹筋は息を出す時に使う→❷だから肺活量は増えない→❸(・・;)...という結末。そもそも肺活”量”が多い=良い音なら、水泳選手は全員スーパープレイヤーになれるよね。
身体と管楽器の接点は口だから、アンブシュアは大切だよね。そのアンブシュアを作る顔の筋肉や皮膚は、”最低限”頭の先から胸まで”物理的に”つながってる。ということは、楽器を吹き始める前に、譜面を見ながらでもいいから、頭から胸元の皮膚全体をゆっくりと撫でて、あらかじめ動きやすくしておこう。