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それにしても、この作品には心底驚いた。見た瞬間「彼女」だと思ったし、何度観てもやはり「彼女」にしか見えなかった。いま写真を見返しても同様。かつて足繁くライブに通った、とあるバンドのヴォーカルに瓜二つというか、衣装を含めて本人そのもの。花さえもが「同じ」なのだ。こんなことあるのか…
ローランサンをまとめて観たのは久しぶり。いつ観ても不思議な作品だと感嘆する。野獣派とキュビスムとアンリ・ルソーを基盤/補助線に、白とグレーとピンクによって独自の画風を切り拓いたひと。どれも決まって白い顔なのに幽鬼じみた不気味さには傾かず、むしろ親密さやあたたかささえ感じるという…
今回もライブ/再録音/未発表/カバー/EP/映像は除外としましたが、
TEARS OF TRAGEDY / &
MORRIE / Ballad D
Lou Reed / Words & Music, May 1965
ZZ TOP / Raw
の4枚と、
HEAD PHONES PRESIDENT / COLORS
はよく聴いた&見たのでここに付け加えて、計30作+DVD1枚で〆としておきますね。
2022年の個人的年間ベストアルバム🏆
選んでみました😗
ベスト4(同率1位)
🏅首振りDolls
🏅THOUSAND EYES
🏅Devin Townsend
🏅THE 1975
+準ベスト6
(TEDESCHI TRUCKS BANDは4枚で1作品とカウント)
+本日の16選
(日によって変わるけど、ほぼ半数は不動)
で、ベスト26です。
「2022年下半期22枚」はこんな感じになりました。
ベスト4
🏅THOUSAND EYES
🏅Devin Townsend
🏅KING’S X
🏅THE 1975
+メタル/ハードロック9
+ロックその他9(実は12)
で22(実は25)枚です。
白眉はやはり、『燃える人』だっただろうか。画面の中で様々なことが起こっており(まさに「爆発」している)、この世界に慣れてくるまでしばし時間がかかったものの、この色彩と形態の乱舞の元はやはり「怒り」に他ならない。『明日の神話』と同じく、タロー版『ゲルニカ』と言える憤怒と鎮魂の一撃。
『森の掟』も強烈だった。高校の美術の教科書か資料集に載っていた作品で、初めて見たタローの絵画はこれだったはず。太古と現代が重なるイメージの力技。
『夜』にもいたく感じ入った。逆手に持った匕首を背中に忍ばせた少女が、雷に引き裂かれた木の影に潜む死=髑髏と対峙する。かっこいい……
実際、岡本太郎は極めて知的かつ聡明な人物であり(美術史よりむしろ、芸術人類学の視点からの方がアプローチしやすいかもしれない)、未だにどこか「(おもしろ)キャラ」扱いされている節がある(作品も含め)のは正直言って残念なのだけど、今回の大回顧展が彼の真価を伝えてくれることを期待。
リヒター展を思い出しながら茫洋たる『雲』を眺め、クールべの強靭な『波』にしばし立ち止まり、ゴッホの光に満ちた影なき『刈り入れ』=死のイメージに没入し、モネの損傷の酷い『睡蓮』に却って別の可能性を感じ、という具合にほとんどの作品に反応してしまいかなりくたびれたけど、楽しかったな。
今日は「自然と人のダイアローグ」展を観に、国立西洋美術館へ。空、旅、光、時間といったテーマごとに、「自然と人の対話」としての西欧近代美術史を辿る展示。印象派とドイツロマン派の同居(意外にあまり観てない組合せ)や、常設展の面々が企画展に溶け込んでいるのが面白く、じっくり観て回った。