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小原古邨の小特集、すごいよかった。元より版画好きなんだけど、明治以降の版画家たちは「これをなぜわざわざ版画に……?」というほど凝りまくっててもはやアタマおかしいレベル(このウサギ、エンボス紙に型を当てて毛並みを表現してる)で、最高としか言いようがない。別室の巴水や紫浪なども同様。
ドイグ作品の不穏さがどこに由来するのか、会期延長のおかげで10月までやっていることだし、また観に行って考えてみようかと思う。いや、考えるというより、どれだけその作品に己を重ねられるか、だな。カヌーのオフィーリア(あまりに不穏すぎて、観た瞬間に固まってしまった……)にもまた会える……
そうそう、毎回というわけではないけど、三菱一号館美術館はたいてい撮影可能ゾーンに複製を展示していて、こういう試みが今後増えるのでは、と思って幾星霜。……そんなに進んでない、か。
でもいずれ、美術展には複製を展示、という時代がくるんじゃないかな。3Dプリンタ、精度とかすごいもんね……
山本靖久さん木原正徳さんの大型作品も衝撃だった。全体から受ける印象も鮮烈ながら、その細部がまた面白くて、色んな角度からじっくりと作品を観て回った。山本さんは楽園のモチーフとマチエール感が、木原さんは液体のような女性と植物のリズミカルな装飾性が、ともに強く印象に残っている。
もう12月になってしまいましたが、そう言えば今年はまだ聴いてなかったなと。晩秋になると必ず聴く、とても大切な一枚。修学旅行先の京都で(ラナ・レーンのセカンドといっしょに)買って、帰りの電車で聴いたのもよき思い出です。
PAVLOV’S DOG、未聴の方はぜひこのセカンドを。 #nowplaying
ものすごい雨風、しかも本番はむしろこれから……。気圧も急降下しつづけてる。(こんな急角度のV字あるんだ……)
うちは台地にあるから諸々大丈夫のだけど、どうかみなさまご安全に。とくに川近くの方々は迷わず避難を。もはや祈るしかない……。
春に東京ステーションギャラリーで観た、ルート・ブリュックと早くも再会。この人の作品を観ていると、クレーとシャガール(ところによりピカソ)を同時に観ているような気分に。要するに、わたしの「好き」がつまってるので、食い入るように観てしまうのですね。
また、そうした有名な画家以外に強く印象に残ったのが、ヤーコプ・マリス、ジョゼフ・クロホール、アーサー・メルヴィルの水彩画。いずれも個性的な筆致で、何度も食い入るように見入ってしまった。西洋水彩画の大回顧展、どこかやってくれないだろうか。もっと観てみたい。写真はマリスの油彩/水彩。