//=time() ?>
最初に興奮を覚えたのは、車にひかれた哀れな小動物だった
手足が潰れてしまっているのに
生命力だけが取り残され死の底へ潜ろうとジタバタ暴れている。
間違った形でこの世に産み落とされた 僕の心の欲求は、なにで満たされるのかを知った。
精神病院の独房に入れられてどのくらい経つのだろう。
ある朝、目が醒めると閉ざされていた扉が開いていたので外に出た。
廊下の突き当たりの右側にある階段の吹き抜けを覗き込むと、其処はもう自分の知っている普通の世界ではなくなっていた
夢で見かける遠いあの娘
いつも後ろ姿
届かないと思っていたその背中は
夜を夢を重ねる度に次第に近くなってゆく
千と一夜過ぎた頃
彼女は僕の手を取り家に招き入れた
食卓に座り振り向いた彼女の顔は心の無くなった僕のそれと同じ顔をしていた
ARTiSM MARKET 2014秋
狂人曼画劇場 ブース
K−01 K−02
東京都立産業貿易センター・浜松町館/2014年 9月20日(土曜)11:00〜16:00
お待ちしております