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奥野/特-905bさんのイラストまとめ


30MM沼にどっぷりです。たまに小説も書きます。これまでのブレイクシリーズはこちら(twitter.com/i/events/14113…

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パイロット
山城エルメントラウト(26)

清楚系美人な糸目のお姉さん。ハーフ

18歳で傭兵になった。状況把握と戦術眼の優秀さを買われ、奥野工房実戦試験部の副隊長となる

カッとなりやすい隊長と猪エセ侍で構成された実戦試験部期待の頭脳派

「いぇいピースピース。あ、禁煙中なんで飴は許してね」

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「1機や2機なら有り得ない話でもありませんが…。私は、EXMのシステムに干渉する類の何かだと考えています」
「…ウイルスか」
「断言は出来ませんが、前例がなくもない話です。…現状はまだ実験段階だと思いますが、警戒をお願いします」
「…兄貴探しにウイルスかよ。面倒な話ばっかりだな」

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「はい。残骸の多くが武装しており、中にはカスタム機も確認されています。にも関わらず、全て抵抗した形跡も無く、正確に首だけが斬られているのです」
「戦闘の痕跡は?」
「火器のみです。近接戦闘を行った形跡は皆無とのこと」
「銃で抵抗しときながら、近づかれたら諦めたってか?」

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「まずは真面目な話を。…千立ちゃん、北極圏での戦闘について、聞いてますか」
「確か勝ったんだったか?」
「ええ。でもそこではなく。謎の残骸の話です」
「残骸?」
「ええ。首だけを斬られたEXMの残骸が、戦線とは離れたところで見つかっているそうです」
「…ゴミって訳じゃなさそうだな」

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「…浮かない顔ですね」
「喫煙所だぞ、未成年」
「まあまあ。トモエちゃん抜きで話すには、ちょうどいいでしょう?」
「…何の話だ」
「親友が浮かない顔をしてるので、慰めてあげようかと」
「…そりゃどーも。ハグでもしましょうってか?」
「お望みとあらば。ですが…」

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「落ち着け!やりたくてやったとは限らない。…そうせざるを得ない場合だってある」
「…そ、そうでござるね…。申し訳ないでござる」
「…ひとまずは生きてるらしい、ということを喜ぶくらいにしておきましょう。これ以上のことは、我々では分かりません」
「…承知したでござる」

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「捕虜の所在が機密データ!?バイロン軍のデータ管理はどうなってるんです」
「待て、メモが付いてる。…"何らかの取引のもと、出自を隠して従軍している可能性あり"…おいおい」
「兄者が裏切った…?な、何かの間違いでござる。そのようなこと、有り得るわけがないでござる!兄者は…兄者は…!」

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「ハジメ・カーターでござる」
「…あ」
「…マジでいたのか!?」
「本当でござるか!? み、見せて欲しいでござるよ!!」
「本当にいるとは…千立ちゃんお手柄ですね!」
「あ、あ、主殿、姉御…こ、これ…」
「? トモエちゃん、どうしました?」
「貸せっ…"消息は機密データにつき閲覧不能"…?」

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「でも、すぐ動いてたなんて流石千立ちゃん。優しいですね」
「…まぁ、焦る気持ちは分かるからな」
「主殿、主殿、これがツンデレのデレでござるな?」
「そうです。可愛いでしょう?」
「破り捨てんぞお前ら」
「待つでござる!謝るでござるよ!」
「さて、トモエちゃん、お兄さんのお名前は?」

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「〜! トモエの兄貴、桐野と同じような可能性はないかと思ったんだよ。だからあっちでも探すよう頼んだ」
「この間の電話ですか。あれよく繋がりましたね」
「…アイツ、まだ昔の通信端末持ってやがんだよ。今回はたまたま地球上にいたんだろ」
「…奇跡的ですね。愛の力ですか」
「やめろ」

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