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⑧
「千立ちゃん、先日義眼を売った先から、領収書と共に謎の文書が」
「はぁ?謎の文書?」
「人名とその所在のリストのようですが…」
「ん…ああ。仕事早いな、アイツ」
「なにかご存知なのですか?」
「あのガキ」
「拙者の名はトモエでござるよ!」
「あそこのガキ」
「拙者トモエでござる!」
⑦
「さらに砂漠都市の方にも2名。絞り込みは困難です」
「該当データは全て送ってやれ」
「それが…"ハジメ・カーター"のみ、我々の権限ではアクセス不可能な機密扱いなのです」
「…取引でもあったか」
「そう見るべきでしょう」
「その点も含めて送ろう。奴の方からアクセスできるかもしれん」
⑥
「寒冷地帯E、撤退とのことです」
「負けたか。トントン拍子とは行かないな」
「仕方のない話です。…それから、例の彼から通信が」
「何事だ?」
「"カーター"という姓の地球人について、捜索して欲しいと」
「…記録は?」
「Nシティでの捕虜リストに"ハジメ・カーター"の名があります」
⑤
「主殿!姉御がニヤニヤしてるでござる!絶対変なキノコとか食べたでござるよあれ!」
「珍しく繋がったみたいですね。あれがツンデレのデレの部分ですよ」
「拙者もあんな笑顔向けられるようになりたいでござる」
「そうですか?私はちょっと気色悪いので遠慮しておきます」
「…お前らなぁ」
④
「…繋がるとは思わなかった」
「たまたまだな。どうした」
「せっかちになったな」
「一応規律違反なんだぞ」
「ハイハイ…そっちに、地球人はどのくらいいる?」
「実際のところはわからん。捕虜の記録はあるが…」
「カーターって名前があったら教えてくれ」
「わかった。…またな」
「ああ」
③
「主殿、あれはツンデレとはちがうでござる。拙者本気で嫌われたでござる」
「……いえ。あれもツンデレのようなものですよ。多分、トモエちゃんに誰かさんを重ねたんでしょうね」
「ほぇー……主殿は良い主殿でござるなぁ」
「トモエちゃんこそ、いい子ですね。誰かさんと違って」
②
「んで?こんなガキがなんでうちに」
「人を探しておるでござるよ」
「人探しなら探偵だろう」
「戦場で消えたなら、戦場で探すのが道理でござろう?」
「……MIAなら、もう死んでるだろう」
「約束したでござるよ!帰ってくるって!兄者は約束を違える男ではござらん!」
「ーーーーチッ」
①
「さて、千立ちゃん。新人との手合わせの感想は?」
「近接はクソ強ぇが動きが直線。猪だな」
「チタテ殿、強いでござるな!姉御って呼ばせて欲しいでござるよ!」
「やめろバカ」
「ごめんなさいね、トモエちゃん。悪い人じゃないんですよ」
「拙者存じてござるよ主殿。あれはツンデレでござる!」