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「そのナイフで!!!!!!心臓を狙え!!!!!!」
メルツは最後の力を振り絞り、ホーイェンに向かって叫んだ。
ホーイェンはメルツの心臓を突き刺した。
少年は猛獣使いのロドルフォだった。
人のいない薄暗いスラブ街、炎で焼ける臭い、そして血塗れで倒れる3人の軍人。
「へぇ…この3人お前がやったの?見直したよ」
「なんやぁ、今日は随分と褒めてくれるやんか」
「皮肉だよバカ……」
ジョヴァンニは非常に不味いことになったと冷や汗をかいた。
「許しません………!!!絶対に許しませんわ…………!!」
ロザリオは怒りと悲しさに身を任せクルエルに次々火炎瓶を投げる。何かを失ったものの力は強い。誰よりも強いのだ。クルエルに反撃の隙などあたえない。
「ぜったい、ころしてやりますわ…」
「(これは、不味いことになりました、ね…)」
だがミシェルも同様だ。酷い怪我を負っている。
「(さすがに3人相手は厳しかったかな~…)」
内心そんな事を思いつつも顔は決して歪ませなかった。これでもサーカス団員だ。お客様の前で苦しい顔は出来ない。
「ワタシは貴方達に特別にチャンスを与えます。このまま何もせず帰れば今日の所は見逃しましょう。さぁ、どういたしますか?」
仮面を外し不気味に微笑んだ彼をみて自分達はゾッとした。
それと同時に自分達はこの人達には叶わないと悟った。