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夜泣きで起きた幼子をあやしながら、日中の出来事が頭に浮かんだ。ふわふわとした眠気を感じる。
「パパには、内緒な」
きゃうきゃう笑うご機嫌な幼子の額にキスをする。感じていた眠気に瞼が落ちる。カタン、と背後で音がした。
「わしゅ!」
…⏳さんじゃないならいいや。
襲う眠気に、目を閉じた。
知ってる、魔力全開√。
使えるものは使え。己と我が子にかけられた、転移魔法のマーカーを。
吐息のように呟かれたその言葉はあまりにも小さく、腕に抱く我が子にしか聞こえなかった。
必死に探していたのだろう、息を荒らげた三人に言う言葉ではないのだ。
お借りしてます。問題あれば消します。
誤魔化し気逸らし⏳。
🪐「警戒は結構だが、態度には出すな。子供は大人の様子をよく見ているものだ。それと、シを魔獣だなんだと言うが、こちらは『人』として扱っている。言葉には気をつけるんだな。」