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三葉
無数の銃声が飛び交う中、私たちは物陰に息を潜めた。
震える手を握りしめ涙で滲んだ瞳を見据える。
「貴女は生きるべきだわ。走って。」
強く頷いて走る小さな背中を見て軽く微笑むと爆音を纏う相方に声をかける。
「さぁ凛ちゃん、5分でいけるわね?あらあら。……なら1分で。」
一之瀬 咲
「来ないで!」
手当たり次第に物を投げる。
クッションやぬいぐるみが宙を舞う中、秀は一切歩みを止めない。
真正面に立ち目線を合わせたかと思うとそっと抱きしめられた。
込み上げる感情が一気に罪悪感に変わる。
「ごめんなさい……秀、嫌いにならないで……咲を独りにしないで……」