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『男たちの挽歌』
実兄弟と義兄弟、よじれても切れぬ2つの糸が引き金を引く友情ガンアクション!兄貴オブ兄貴のホー、そして朋友オブ朋友の弟分マークが本作の魅力を成層圏まで押し上げた。さらに落ちぶれてからのマークのかっこよさは隣の銀河に到達。未来を捨て友情をとる決意のUターンに全身発火
『殺しの分け前』
ゴトのさなかに妻を寝取った相棒に鉛玉を撃ち込まれた男が生ける怨霊と化し、己の分け前を回収すべく犯罪組織の糞の段々を死人を踏み台に登ってゆく異様なフィルムノワール。同じ原作の「ペイバック」とはえらい違いで面食らう。虚無感に体を満たされる、そんな矛盾を味わう1本
『リトル・ネクロ・レッド』
ネクロストーム版赤ずきんとのことで、お話はシンプルなはずですが冒頭から脳が迷子。理解する間もなく鉄拳が交錯し、熟れた西瓜にハンマーを叩きこんだように頭蓋が爆裂するスーパーバイオレンスおとぎ話になっていました。最初に出てくる中年ストーカーの奇面が強烈
ウトウトしながら映画を観ると、途切れ途切れに目に入った場面がデタラメに継ぎあわされて奇妙なオリジナルストーリーを作り上げることがあるが、「殺しの分け前」はもとからそんな映画でした
『ウルフ』
パサパサに枯れた薄毛ジャック・ニコルソンが狼に噛まれて人狼化、脂したたる剛毛ジャック・ニコルソンに変身するというロマンスホラー。お話はともかく、えらい形相で鹿を追いかけたり妻を寝取ったクズ野郎にマーキングしたりとニコルソンの奇演がたまらなくたのしい作品でした
『ペイシェント・セブン』
悪霊、ゾンビ、吸血鬼…特異な妄想を抱く6人の患者に冷血医師の圧迫カウンセリングが炸裂するオムニバスホラー。話はまあ…あれですが実にイキイキと人を追いこむマイケル・アイアンサイドがたいへん嫌ぁな感じで花丸です。ブリティッシュサイコなアルフィー・アレンもイイ
既存のサイコサスペンスごった煮映画「ペイシェント・セブン」はおもしろさは中くらいですが、マイケル・アイアンサイドとアルフィー・アレンの花丸笑顔にこちらもニッコリの作品でした
『悪魔の沼』
殺しの時はハイテンションでそれ以外はひたすらオドオド挙動不審という緩急の効いた演技のネヴィル・ブランドはもとより、物語上なんの必然性もないばかりか唐突すぎるタイミングで狂った言動をスパークさせるウィリアム・フィンレイが網膜に消えない残像を刻むすばらしい1本でした
『サイトシアーズ/殺人者のための英国観光ガイド』
鬱憤を溜め込んだ一組のカップルが名所観光の旅に出発するもいきなり事故で人を轢殺、その後はちょっぴり神経をハスっただけでミリの迷いもなくバラしまくるというカジュアルキルロードムービー。パワー・オブ・ラブから一転のエンディング曲に吹く