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ストリッパー物語。Project Nyxによる2作目のつか作品、ストリッパーとヒモ達の悲喜交々が、時に挑発的に、時にしっとり瞼を濡らす充実の2時間。わかみほさん等いつもながらの多彩なゲストの見せ場は今宵もたっぷり。開演前挨拶を兼ねる劇団主宰役野口和美さんの慈愛に溢れた圧倒的存在感にも快哉。
灰色の狼。厳しい伯父の反対を押し切り引き取った狼の子への愛情。純真無垢な遊牧民の少年が見つめる苛烈な大人の現実と大自然の摂理。キルギスの雄大な自然と狼や羊のリアル殺生場面に息を呑み、ラストで少年に訪れる2つの別れで悲壮感が更に高まる思い。
赤いトキ。モッキー監督の捩れた感覚が噴出しまくっているのか、とにかくあまりに陽気で脱力感に満ちた連続絞殺魔の話に奇妙奇天烈な登場人物に呆然。そして老浮浪者の遺作ミシェル・シモンの引っ掻き回し様が更にお話を混線させる。無慈悲なラストが何故こんなに多幸感溢れるものなのかw
ぼくどうして涙がでるの。伊藤文學原作、心臓病に冒された妹さんの体験を元に同病室の少年の闘病と哀しき運命を描いた感動実話。主演十朱さんと兄文學役佐藤英夫の好演にいつものバンプぶりを覆す看護婦楠侑子の胸に迫る助演。上映前に文學先生の挨拶。薔薇族のお話はさすがに自粛のご様子w
エドワールとキャロリーヌ。パーティーに出かける前の若夫婦。ピアニストの夫と妻のコンサート開催にスカート丈をめぐる些細な喧嘩。感情をぶつけあいながらも、パーティー参加客の淑女紳士の皆様の協力や横やりの果てに、丸く収まるベッケルの細やかなる人間讃歌。