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どうしてこんなことになってんだ。やっぱりこの劇場はおかしい。 誰でもいい、宿舎にいてくれ。呼吸も覚束ない中、祈るように走る。逃げ出した場所は振り返ることができない。
なんのスイッチかは分からないけれど、まぁ何かしらは起こるでしょう。それで周りが明るくなればラッキーだわ。
「夜明、いい加減にしてくれないか」
「彩望さん…ふふ、これで……ずっと、い…っしょ…」
「あらあら薫子ちゃんえらいやる気満々やねぇ。ふふ、ええよ。頼もしいわぁ~ほな一緒に行きましょかね?」
「はは、どうして今まで気付かなかったんだろう…、こんなに美味しいのに。柚さんは舞台の上、平城さんはこの奥、じゃあ鈴音さんは?こんなに美味しいなら勿体ない、ふふ、はははは。」
「す、諏合様…?」
「私は美しいのですが」
大きな音を立てて白須が椅子から崩れ落ちる。紙みたいに真っ白な顔でうずくまっている。
ふふ、柚ちゃんは私の事甘やかしてくれるから大好き!ギュッと腕に抱きつけば、何だか引率の先生みたいな顔で私の事を見る。