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「何....故...!?」
「くそっ!動けこの体たらく!!」
振り下ろされたメイスを咄嗟に交わす、しかし交わしきれず頭を掠める。開いた傷口からは透明な宝石がカラリと音を立て少しずつ溢れ始めた。
(片腕が封じられた今、当初の予定だった持久戦は厳しい...こちらも大きな一撃を与えねば...)そう考えたセオドアは隙を窺う。
「くそッ...」 セオドアの一撃は軽いにしろ数で確実にハイノを消耗させていく。
「僕はハイノ・ハルツェン、グストゥルム国王、アニェス様の側近でありこの軍の指揮を任されています。貴方がリトス軍の指揮官で間違い無いですね?」
それは斜め下からの殺気
リトスの指揮を任された側近、セオドアはリトス軍の中心部で馬を走らせる。 彼の武器は双剣だが今は馬を操るため片手剣の状態だ。
「まぁ、初手はじゃんけんみたいなものだしどう転んでも対処するしかないけどね」 「じゃんけん...ですか?」 「そ、初手はどの国も大体状況が同じだから勝つか負けるかあるいは相打ちになるかなんて確率ほぼ同じ、考えすぎたらドツボにハマっちゃうワケ」
「さて、問題はどちらから攻めるか.....ですね」 「考えなしに2国同時に攻めると数的に不利だもんね」 アリアとルイスはお互いに目を合わせる。