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【かめこと亀の話⑨】
「大きい亀の背中に小さい亀が乗ったらかわいいかなと思って、あちこちの店まわってサイズ違いを探したんだ~」
自分の素敵な思い付きと、それを実現させた努力を惜しみなく語る夫…
「かわいいね、ありがとう」
息子の手前、ようやくそのひと言を絞り出した私なのでした。
【かめこと亀の話⑦】
息子の後ろには、これまた満面の笑みの夫が…
「こいつも来年小学生だから、そろそろペット飼うのもいいかと思って」
笑みを絶やすことなくのたまう夫…
(え?ちょっと待って、意味わからない、何の話?)
いろんな疑問や感情がこみ上げてきて、私は言葉が出ないのでした。
【かめこと亀の話⑥】
「お母さん、お誕生日おめでとう」
そう言って、満面の笑みを浮かべながら小さな水棲を私に差し出す息子。見ると中にミドリガメが2匹。小さいのとそれより更に小さいの。
「お母さん、亀が好きだからプレゼントだよ」
明るい声の息子を前に、私は頭が真っ白になったのでした。
【かめこと亀の話②】
陸に棲むホシガメが水族館で展示されてたのは、きっと運命のいたずら。初めて見るその姿の何と魅惑的なこと。レース編みのような繊細で美しい甲羅模様、コロンとしたかわいいフォルム、黒々としたつぶらな瞳。この世界にこんな生き物がいたんだと、全身全霊で萌えたのでした。