//=time() ?>
「ここにいる二人は、予言者の福成さんと教祖の神々廻さんよ」
予言者に教祖……宗教系の才能。初めてそういう人と会った。
二人はお互いのことを知らず、ただ近くにいただけのようで、気になったのか神々廻さんが福成さんの方を少し見ていた。
「やっほー!今まで会ってないの、春宵さんだけだからすぐ分かったわ!」
きっと、あの金髪の人が北河さんなんだな。彼女が寄りかかっているソファにいる少女は……見たことないから参加者かな?
「壱刻さん!素敵な名前ですね、よろしくお願いします!」
とニコニコ笑っていて、その後にシャキッと立って
「はい、犬槙です!犬槙トロワといいます。軍医やってます!」
と穏やかでも芯の通った声で挨拶をしてくれた。
【超高校級の軍医 犬槙トロワ(イヌマキ トロワ)】
#烏有論破_仲間達
「すみません!ちょっと前通りますね」
突然、優しそうな少女の声が聞こえてきた。
見ると、青髪の赤リボンをつけた、スーツ姿の少女が救急箱を持って急いでいた。
「喧嘩と勘違いされたみたいだね……大丈夫、平和な空間だよ」
「そうなの?びっくりしたよ……いったい何が」
喧嘩じゃないって本当かな……怪しいよ。
ちょっと不機嫌そうな顔を押したお団子ヘアーの少女と、優しそうな顔をしたシャボン玉のような髪色の男性が困ったようにこちらを見ている。
奥にいる少女は気にしていないのか、作業を続けている。御厨さんは何事か、とこちらを見ていた。ごめん……。目の前にいる薄い緑の綺麗な髪をした女性は、少し驚いている。