//=time() ?>
「カキさん、じゃなくて海さんなんだね……。えっと、僕は春宵壱刻。映画を見るのが大好きなんだ!よろしくね……!」
【超高校級の映画研究部 春宵壱刻(シュンセイ カズトキ)】 〈主人公〉
#烏有論破_仲間達
「あの、すみません!」
ぼけっとしていたら、突然元気な声が聞こえた。まだ、この船に乗ってからまともに人と話していなかったから、少し焦ってしまう。
「え、えっと……なんですか」
そこには僕と同い年くらいに見える、顔に傷跡のある少年がいた。
窓から見える揺れる波。完璧な快晴。
船内からは、心地よいクラシックが聴こえてくる。それに紛れた談笑と些細な生活音が心地よい。なんだか誰かと旅に出た気分……この空気が、昔見た映画の雰囲気に似ている。そんな気がした。
「えっと…犬飼 美弥です。その…久しぶりにこんな人が居る所に来てちょっと怖いけど……が、頑張ってお外に出れるように頑張るね…よろしく」
(副主催・くろうさ作成)
🦇
「参加者を募集するにあたって、私たちのことも伝えておかねばならないわね!……まずは私から……みんなのサポートをする北河メアリよ。メアリって呼んで!よろしくね!」
〜〜〜
「恵南と北河、只今戻りました」
「パパ!ただいま〜」
会社の社長室に、低い声と甲高い声が同時に響く。その様子を見た偉そうな男は、社長のようで、大きくため息をついた。
「二人ともご苦労様。その様子だと、全て配り終えたようだな……して、恵南。その手元の紙束は?」