//=time() ?>
ドクン、ドクン、脈が大きく打つ。
ドクン、ドクン、あの子の血が、
ドクン、ドクン、入り込んで、全身に巡っていく…
今までで、いちばん、サイテーで、サイコーな!ロックな血が!!!!!!!!
キーン。
プスリと刺さるはずの注射針はロビンの肌に当たった瞬間甲高い金属音を立て、呆気なく折れてしまった。
イルはぽかんとした表情で針先を見つめている。
「行くよ〜!」
メーデが優勢か、そう思った時だった。
ロビンの帽子からまたもやモクモクと煙が出てメーデを取り込んで隠してしまった。
「ごっウッ…めんな……さい…ありがっ…とう……」
コルチカムの瞳からは涙が溢れている。けれど今までとは違う、温かくとても綺麗な涙だった。2人の胸元にはお揃いの血溜まりができていた。
「え!なにこれなにこれ?!すっっごく綺麗~!どうしたの?!」カノンはもらった指輪をライトに透かして眺めている。嬉しそうだ。
そんなカノンを見てドレンは安心したように微笑んだ。