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おはみら〜!
本日より11日(土)までの間、魅夕ちゃん(リアル嫁)の実家に帰省をしますので、この間は特に低浮上になる予定です。
こちらからのアクションも、返信等のリアクションも普段以上にかなり鈍くなると思いますので、予めご了承願います。
今日も頑張って行きまっしょい!
【14/14】
もう一度で良いから会いたい。
会って一言、この想いを伝えたい。
ボクの真っ白な世界に
ボクの何も無かった未来に
虹色の奇跡をくれた、
そんな、笑顔が似合う、
カボチャの天使にーーーーー。
【13/14】
あの日から数ヶ月後。
誰もが『奇跡』と言う快復を遂げ、外の世界に巣立つ事になったボク。
これからお世話になる施設の人に車椅子を押してもらいながら、ずっと憧れていた外の世界に広がる真っ青な空を見上げていた。
あの娘は、あれから二度と姿を見せる事は無かった。
【10/14】
その子は黙ったままボクのベッドに近付き、静かにカボチャの仮面を脱いだ。
女の子。
それは魔女とは程遠い、まるで天使の様な可愛らしい美少女だった。
【9/14】
10月31日。
外はもう真っ暗だ。
星と月が、その美しさを競い合って輝いている。
『今日も……来てくれないのかな』
窓とは逆の方向から感じた風。
振り向くと其処には、あのカボチャの子が立っていた。
『えっ、今の時間は面会禁止じゃ』
【6/14】
窓を開けた瞬間、何かが飛び込んで来た。
それは『赤』い紙に包まれた大きな飴。
あの子が投げ込んだのだろう。
外であの子が手を振っている。
この飴をボクにくれたのかな。
お礼を伝え様と思った瞬間、その子はもう姿を消していた。
【5/14】
『……あれ?』
目立ちたがりなお月様が顔を覗かせる時間、気が付くと窓の外に誰かが立っている。
カボチャの仮面を被った子だ。
見た感じ、ボクよりも少し年下かな。
その子が身振り手振りで何かをボクに伝え様としている。
『窓を……開けて……?』
【4/14】
『また……か』
この音と色が何を意味するのか。
それはボクも知っている。
ボクが生まれて初めて乗ったモノ。
そして、最後に乗ったモノ。
ボクが独りぼっちになった日に乗せられたモノが発する音と色だから。
今日も外の世界の誰かが、悲しい目に遭ってしまったのだろうか。
【2/14】
窓の外から声が聴こえる。
ふと見ると、魔女やモンスター等の様々な衣装に身を包んだ子達が楽しそうに歩いていた。
『そうか、もう、その季節か』
ボクの世界の人達が毎年お菓子をくれている、あのイベントだ。
確か今月の31日だったかな。