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『「死ね、クソババア!」と言った息子が55歳になって帰ってきました 』
保坂 祐希 著 

疎遠になっていた息子が突然帰ってきた。
タイトルから受けた印象とは違って暴力的な息子ではなかった。
母親は母親で大変だけれど、息子への愛情がたっぷりで、いい親子だなとほっこりしました。

3 71

『あとは切手を、一枚貼るだけ』
小川洋子・堀江敏幸 著 

2人の作家による往復書簡形式の小説。
誰に宛てたのか分からない手紙から始まる。手紙の言葉が美しすぎて何度も泣きそうになった。
何も決めずに書いたと巻末の対談にあるのが驚きだった。
この本は何度も読み返すだろうな。

3 214

『旅立ちの日に』
清水晴木 著 

出会いと別れ、そして再生の物語。
優しい気持ちになれる連作短編集。懐かしい曲や映画も出てくるところも好き。
別れを旅立ちと表現すると前向きな感情になれるんだなと思いました。ラストがとても素敵。

4 132

『死んでいる私と、私みたいな人たちの声 』
大前 粟生 著


前半視点が変わって混乱したが、すごく良かった。
まさか幽霊ヒーローにこんなにも救われるお話だなんて思わなかった。

辛さ、怒り、その声を聞いてくれる存在。
「大丈夫」その言葉でまた頑張れる!そんなお話でした。

2 95

『きらめきを落としても』
鯨井 あめ 著


短編集。
青春ってこんな感じだったなと思う。

「ブラックコーヒーを好きになるまで」のちょっと斜めから見ようとしているところ、流行りものへの感情は歳を重ねた今では、そんな時期もあったなと懐かしさを感じた。

1 98

『ミライヲウム』
水沢 秋生 著



まんまと騙されました。それがまた気持ちいい。
じんわりするし、タイトルはそういうことかと納得。
2度読みしたいけど、記憶を消してもう一度読みたいなとも思う。

6 83

『さっきまでは薔薇だったぼく』 
最果タヒ著


連休中ゆっくり味わって読んだ。 
特典で入っていたポストカードは「冬の薔薇」

一つ読むたびに静かに心に入ってきて、心が少し動いた気がします。
「激流」「こいぬ座」が特に好きです。

2 42

『今、出来る、精一杯。』
根本宗子 著



登場人物みんなおかしくて、傷を舐め合ったり、共依存のような関係で、うわっと思って心えぐられるそんな読後感
でも言葉にしないと伝わらないなと改めて思う。
この舞台観たいと思いました。

3 63

『日々のきのこ』
高原英里 著


ホコリタケを踏んで歩く「ばふ屋」の話から始まり、菌が人類にも侵食するなど近未来的なきのこの世界。

ホコリタケを踏んで遊んだ子供の頃を思い出した。

難解な話が多いのに、きのこの世界に引きずり込まれるような感覚でした

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2024-12-26