稲葉青@かえるのもりの小説家さんのプロフィール画像

稲葉青@かえるのもりの小説家さんのイラストまとめ


野生の小説家/ネタは息するペースで
絵はイラストレーターの猫町縞@Katzenauge2が担当
pixivで作品公開中
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成人審神者
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老いを恐れたことはなかった。ただ、衰えゆく我が身を疎ましく思うだけ。
昨日できたことが、今日は億劫になり、明日にはできなくなる。ただ、それだけ。
少し永く生きすぎた、と彼は思う。
数多の男を殺し、幾多の女を死なせ、わずかな子を葬って。
おのれが死ぬ日のみを待ち望む、その最期の花道を。

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反魂に応えること、それは自身の存在を烏有に帰すことと同義だと彼は知っていた。それでも彼は呼び声に応える。他ならぬ、愛した女がおのれを呼ぶのであれば。二度はないはずの招きに黄泉返り、自身を恥ずべき式神に貶めても、そばにいて欲しいという言葉に応えたのは、ただ彼女を愛していたがためか。

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鬼の血を引く者とされ、母を狂気のうちに死に追いやった忌み子。そうと後ろ指をさされることは、彼にとって意味のないことだった。彼を追いつめたのは、おのれが真から愛した相手を、恋の成就によって望まぬ姿に貶めるだろう未来のみ。共に在れば共に狂う。その甘美な地獄に背を向けて彼は異界に立つ。

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おのれは道具、主の手足の一部。そう思いなしてきた彼にとって、そもおのれとは必要のないものだった。主の影にして身代わり。姿を写したのも務めを十全に果たさんがため。その彼が、おのれ以外に主の意を達する者を目にしたとき、根源的な問いに晒される。果たしておのれは何でありたかったのか、と。

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修羅たる部分はそのままにヒロインを張る美女。野獣・傲嵐との婚姻は、おのれが人であり、女である現実と向き合い直すことでもあった。無意識の内に求めていた言葉「オマエは俺が知る中で最高の女術師だ」は、彼女の内に眠っていたおそれを呼び醒ます。果たしておのれは、その賛辞に足る者なのか、と。

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2025-01-26

主人公が赴く異世界では最高権力者のひとりであり、美貌でも指折りの魔王。先代が腹心の美貌を気に入っていたがために、実子でもない後継者に同じ顔を使ったという、彼には何ら責のない事情で曰くつきの青年。元は生真面目かつ深刻な考え方の持ち主だったが長年の苦労が祟って割と砕けた性格になった。

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>RT
コイツです、コイツ。
「聡明なれど賢明でなし」まさにそれ。
「頭の出来はお利口だけど生き方がド下手クソ」以外の何者でもない。
「死ぬこと以外はかすり傷」と「生きてるだけで致命傷」が両立。

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2025-01-26

初登場の際には最悪の敵、再登場すると最大の味方という鉄板の兄貴キャラとしてお送りする不死身の獣。言葉遣いが怪しい上に、まともに喋ると漢文か中文という運用の難しさまで趣味の範疇。やってることはストーカー以外の何者でもないのにまったき純愛に見せるという魔法を使ってのける狂気の野獣。

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