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続いてポーラ美術館で「印象派、記憶への旅」も鑑賞。久々にモネやルノワールやボナールの筆触が織りなす時空間に入っていけて、眼が喜びました。数筆でちょんちょん、と描かれた小さい人たちを観察するのがすこぶる楽しい。優勝はマルケ。
最後は横浜美術館で「meet the collectionーアートと人と、美術館」展。ゆるやかなテーマで、ゆかりのある現代作家数名が新作を出品するという構成。名品に感嘆すると同時に、壁の色が素敵で、淺井裕介さんの壁画にもぐっときました。束の間、元同僚の学芸員たちとお互いを労わり、パワーを補充!
この春は新美のウィーン・モダン展に都美のクリムト展とウィーン祭りですが、冬のうちに終わってしまう世紀末の装飾展も豊作です。モリスと英国こ壁紙展、浅井忠と近代デザイン展はいずれも名古屋で2月17日まで。世紀末ウィーンのグラフィック展は4月に目黒区美に巡回。
東京国立近代美術館の「アジアにめざめたら」展は、近年まれに見るインスタ映えしない展覧会ですが、内容はとてつもなく濃いです。私のような門外漢は解説をじっくり読みながら見る必要がありましたが、きちんと向き合おうとすれば何かしらの糸口が見つかる、そんな丁寧に作られた展覧会でした。
今日は色々な個展を見て、それぞれの作家の人生を思う日でした。...そして最近ヴュイヤールがなぜ20世紀に入ってスタイルを変えてしまったのかがずっと気になっています。調べてみようかな。
明後日は多摩美術大学でボナールについてお話します。ひととおり構成は考えたけれど、いまバスに揺られながら、改めて何をどんなふうに話そうか思いをめぐらせていたら、美しい光が空から降り注いでいました。
今日は1880年代のパリと1980年代の日本を行き来していて、だんだんとこんがらがってきました...。ボナールやヴュイヤールのアンチームな室内画、言葉で書き現わすのが難しいけれど、すごく良い。
オルセーの「ドガ ダンス デッサン」展、ドガ愛蔵のパステルボックスのほか、19世紀における運動の視覚化への熱狂を示すものとして、ソーマトロープ、プラキシノスコープ、コレオグラフィを図解したダンス教本、ルイ・フェラーの写真など、作品以外の展示物も充実していました。