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歌い終えたアリーは、一礼。
「ねぇ、アタシの歌いっぷり。どうだった?」
と亮太に歌の感想を求めた。
「凄く良かった。上手いよ」
「ありがとう。懐かしい、一緒に歌ったわね」
「ああ、あの頃と比べると別人かと思う位に」
「何よ?まるで下手だったみたいじゃない」
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流れて来た曲は英語の童謡。二人でよく口ずさんでいた歌だっだ。アリーは立ち上がると、マイクを手に取った。
「あの頃とは違うんだから。耳かっぽじって、よぉぉく聴きなさいよねっ」
亮太にそう告げると、モニターの前に行き歌い始めた。
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曲がサビに差し掛かると、亮太の歌声は低いものから高いのに変わり熱が入る。
曲が終われば、アリーは亮太に拍手を送り、亮太は手を翳してそれに応えた。
「どうだった?俺の歌いっぷりは」
「聴いた事の無い曲だけど、良かったと思うわ。声の高低差も良いよね」
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「分かった、亮太の奢りで」
「ああ」
アリーは、備え付けの受話器を取ると料理の注文。
亮太といえば、選曲を終えたようで、携帯をアリーに翳していた。
「注文終えたわ。声変わりした亮太の歌を聴くの楽しみ。何見てるの?」
アリーは、亮太の携帯を覗こうと身を乗り出した。
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「わかったわ。今日は亮太の言う通りにするわ」
「な、何だよ。今日だけって」
アリーの返事に、引っかかるワードがあって驚きを隠せない亮太。
「ふふっ、細かい事は気にしないの。じゃ、案内宜しくねっ」
そう言うと、アリーは亮太の背中を押し乍、廊下を進む。
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なんて亮太は、そう思いつつ、風呂に入るのだった。
「ふぅ、今日はこんなもんかな。もう疲れた」
アリーの方は、客間で荷物の整理をしていた。
「明日は日曜日だから、亮太が暇ならあそこに連れて行って貰おうかな」
そう言うとアリーは布団に潜った。
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(亮太の目の前に突然現れたアリーの図↓)
「驚かすなよ。再会してから、まだ数時間しか経って無いのに」
「えー、嫌だった?昔からやってたのに」
「嫌じゃないよ。アリーらしさがあって」
アリーの軽い悪戯に亮太が文句を言えば、アリーは頬を膨らませるポーズ。
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「あぁ、もう少しで追い付くから。あの頃も、一緒に秘密基地に行く時は、アリーがいつも先に着いて、俺が後だったな」
亮太も秘密基地跡地に到着すれば、肩を竦めた。
「亮太が遅いのよ。一日の内、ここで過ごす時間が短いじゃない。だから、少しでも長く過ごしたくて」
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「それとね、えっと……」
「わかった、わかった。ここで話すより家から遠く無いんだし、今から行こうか?」
亮太は、アリーの話が長くなりそうなので、話を遮りながら秘密基地の跡地に行く事を提案した。
「それ、いい考えね!行こう、行こう!あぁ、楽しみ!」
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「確かにそうよね、わかった。でも夕食の時間まで、かなり時間があるわ。何か面白いの無い?」
アリーは、残念そうな表情を浮かべ亮太に一瞥。
「あぁ、そうだ。アリー、覚えているか?あそこの裏山。俺達の秘密基地のあった」
「裏山?Umm…えっと……、ああ!」
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