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あとエル・グレコに《聖マウリティウスの殉教》を描かせておきながら、いざ実物を見ると「祈る気が失せる」と言ってお蔵入りにしたのも笑える。フェリペ2世自身の個人的な美術の趣味とカトリック的な理想の美術様式がまったく合ってなかったんだろうな。
中央に置いてある《ヴェールを被ったキリスト》像は彫刻家サンマルティーノの初の等身大人物像ということだけど、わずか3か月半で仕上げたとか。結果的に彼の代表作になった。
というわけで、このたび美学会での発表を聞いてくださった方々、ありがとうございました。発表のための調べものをしているうちに、17世紀イタリアの美術理論家たちが面白くなってきたぞ…!