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セル画に描かれた絵はどうしてもベタ塗りになってしまうのですが、ハーモニー処理をすると質感を重厚にすることができます。このカットはトルメキアのバカガラスがハーモニー処理され、風の谷のバージはされていないので、両者の質感の違いが分かりやすいと思います。#風の谷のナウシカ
実は宮崎駿監督の父親には前妻がおり、その女性も結核で亡くなっています。宮崎駿監督は「崖の上のポニョ」で母親と向き合いましたが、本作は父親と向き合った作品ともいえます。#風立ちぬ
堀越二郎の職場の雰囲気は、宮崎駿監督自身が身を置いていたアニメーション制作の現場がモデルになっていると思われます。特にこのシーンは、「わんぱく王子の大蛇退治」制作中の東映動画において森康二さん(画像2左端)が作画のレクチャーをしている写真によく似ています。#風立ちぬ
ホテルで二郎達が歌ってたのは、1931年に公開されたオペレッタ映画「会議は踊る」の主題歌の1曲「唯一度だけ」です。カストルプ役のスティーブン・アルパートさんは極度の音痴であり、このシーンのアフレコはかなり難航しました(笑)。#風立ちぬ
「たあれが風を見たでしょう」で始まる二郎の台詞は、イギリスの詩人であるクリスティーナ・ロセッティの『風』を西條八十が訳したもの。しかし「風よ翼をふるわせて あなたの元へ届きませ」の部分は本作のオリジナルです。#風立ちぬ
二郎と本庄の前に現れたドイツ人の台詞は以下の通りです。
画面左の男「Dieser Japaner!(この日本人!)」
画面中の男「Geh zuruck nach Japan!(日本に帰れ!)」
ちなみに、画面左の男は格納庫で二郎達と一発触発になった守役(画像2)と同一人物であり、本庄はそのことを言っています。
#風立ちぬ
映画では二郎と本庄がともにドイツに来ていますが、史実では本庄は欧米研修に同行していません。窓から聞こえてくる曲はシューベルトの「冬の旅」の第6章『溢れる涙』です。二郎は音楽好きなので聞き分けることができました。#風立ちぬ