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CPUTON 演出メモさんのイラストまとめ


…とあるアニメ演出家のメモノート 「絵や映像には絶対にこうしなければという決め事は無いのです。そこにあるのは制作者の伝えたい思い。それを伝えるために絵や映像は時として美しく奏でる詩のようにアレンジされるのです。制作者には皆、それぞれアレンジのルールがあり、この演出メモはその中の小さなひとつ」

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【バスの降車ボタンもスマートフォンで操作する時代!】
今日見た、バスでのスマートフォンの最新技術。
最近は若い人はスマートフォンで何でも操作できるようである。
スマートフォンはもはや手の一部としてなじんでいるようである。

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【レイアウトに語らせる】
セリフにして語らせずとも雰囲気で伝えられることもある。例えば長い通路は男の歩んできた道のりを表し、部屋の中に人物との心の隔たりを壁という区切りで表現、さらに空いている入り口は相手が拒まなでいる心情を表す。まずは自分の描きのルールでレイアウトを描いてみる。

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アニメのキャラを一生懸命練習してもなかなか魅力あるキャラがかけない。それはキャラの表面だけの見て呉れを気にしているのかも。キャラの内面を絵にすには場面を一緒に絵にするといい。キャラを囲む世界は生きる目的を与える。キャラが輝く瞬間だ。

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絵コンテで演出が作画さんに伝えるのはカットの細かな指示ですが、一番はシーンの中でそのカットをどんな絵に見せたいのかという狙いのようなものです。それは絵の雰囲気の勝負で、単にポーズとか表情が指示どおりであるということではありません。

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アニメの絵。人間の脳は見えない部分を想像で補い頭のなかでイメージをを再構築する。つまり真面目にすべてを描き込む必要がないということ。一部だけ手をかければすべてに手をかけたように錯覚する。レイアウトだけでなくストーリーの時間軸にも使える

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絵もキャラもバランスを崩しましょう。とことん崩して描くとそれでもおかしくないように自然に絵が変化していきます。マネキン人形のようにカチッと固まった絵は面白みに欠けてしまいます。絵を支えているのは重力ではありません。描き手の感覚です。

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自分の描いたものがうまく見えない。それは頭の中の感覚と手の感覚が十分にシンクロしていない証拠。これに対処するには十分な暖機運転が必要だ。しばらく描きこむと突然,筆が走り始める。その時間を短くするために毎日とことん描き続けることが必要。

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つぶやきのなかで自分は断定的な書き方をしていると思う。アニメの世界では「~でなければならない」と決めつけてしまうのはとても危険だ。より多くの表現方法を模索しなくてはいけないのに、一つの考えの支配する部屋から抜け出れなくなってしまう。

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続き。効果音はコントラスト。生音もイメージ音も自然になじんでその世界観の一部となるコントラストの低いもの。逆に絵のインパクトに特別の目立つ音をつけてコントラストを大きく出すもの。このコントラストの出し方が効果音の秘訣。音の狙い処。

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アイディアは血管がブチ切れるまで考えても生まれてくるものでない。いろんなものを見たり聞いたり感じたりすることで、ふと頭の片隅に何かの形に気づく。そうアイディアとは考える物ではなく気づくものなのだ。気づいたことに気づかないのは困りもの。

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