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ふづき大輔さんのイラストまとめ


30MMとかプラモ、たまにゲームやTRPGやってます
普段のアイコンとヘッダーは、ればすと(@rebasuto102702)さんに描いて頂きました! (たまに変わります)
※Pixivにて、30MM 紫の騎士団を書き始めました。
現在6話まで公開中です
※エッチな画像RTとかするんでRT非表示推奨
pixiv.net/users/143241

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2.レイカとヤマト
兄のヤマトが死んだと聞かされ、塞ぎ込む彼女を元気づけていたボイルとブレイド。
ボイルは姉に、レイカのことを頼まれたが、それとは関係なく友人として接していた。
だが、レイカが卒業後にヤマトの死因を知って疑心暗鬼に陥り、ボイルとその姉のラーティオを憎むようになっていた

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「待たせたわね!騎士のお兄さん達!」

「姉さん、失礼だろ!すみません、こちらはバイロン軍『円卓の騎士』中隊、ボイル・ギルベイド大尉です!姉のラーティオと共に加勢に来ました!」

「ナイトカーニバルでの借りはここで返すわよ!」

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「…ありがとう、ママ。私、皆の力になれるように…パパの代わりにはなれないかもだけど、頑張るから!」
「や、やっぱりそうなの!?…な、なんか恥ずかしいなぁ」
「今更だよ、パパとママが仲が良いのは私が一番よく知ってるんだもん」
「…そっか、それじゃあミリアちゃん。改めてよろしくね」

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「ボイルちゃんは大丈夫よ。貴方が来たから、このくらいの被害で済んだ…そう思うわ」
「そ、それは…」
「だから、貴方はただ自分が出来る事をやればいいと思うの。自分が正しいと思った事をね?」

ミリアがハッとする。
それはLCFに入隊する際──6年前にレンフィアに言われた言葉だった。

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「こ、これは…その…」

ミリアが慌てる。母からもらった髪飾りなのだから、彼女が知ってて当然なのだ。
それで察したレンフィアは、穏やかな笑みで言った。

「…ミリアちゃん、貴方は多分遠い所から来たのかなと思うけど。きっとこれも、一つの可能性かもしれないわね」

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「でも、やっぱり親戚なのかしら?」
「そ、そうですか?」
「そうね。背も高いし、眼の色も似てるし…やっぱり二人に似て優しい子だと思うわ。それに…」

ミリアの髪飾りを触るレンフィア。
「似た髪飾りを付けているんだもの。やっぱり他人とは思えないわね」

ふふ、と優しく笑うレンフィア。

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「でも、ラティ伯母…ラティさんにはその、色々と…」
「ラティちゃんね、この間仲間を亡くしちゃったの。…貴方と名前も似てるし、年も近そうだから、多分その娘と重なってしまったんだと思うわ。」
「そう、だったんだ…」

怖いと言うイメージを持っていた伯母の事を聞いたミリアの表情が変わる。

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数刻後─
ミリアが目を覚ました時レンフィアが声をかけた。

「ミリアちゃん、大丈夫?」
「…ママ?」
「ママって…そ、そんな風に見えるの?」

顔を赤くして戸惑うレンフィア。
ふふっと笑って、ミリアが言う。

「うん、レンフィアさん、私のママみたいだなって」
「あれ、名前教えたかしら…?」

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隣の部屋でその声を聞いたレンフィアが慌てて出てくる。

「貴方、どうしたの!?大丈夫!?」
「パパ、ママ、ごめんなさい!私のせいで…」
「大丈夫ですよ、落ち着いて。ほら、深呼吸しましょう」

モーリスがミリアを落ち着かせる。
そして、レンフィアも手伝ってミリアをベッドに寝かせた。

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