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『爪をとぐ女猫』(60・アンリ・ドコアン)は前作のヒットを受けて急遽製作された続篇。前作で裏切者として機関銃で射殺されたはずのフランソワーズ・アルヌールは実は独軍によって救われ逆スパイとして洗脳される。続篇らしく無理な展開の凡作ながら洗脳シーンは『セコンド』を先取りした秀逸さ。
『ギルダ』(46・C・ヴィダー)は、R・ヘイワースの名を伝説的にした代表作。ストーリーは少々混み入っているものの彼女が長い手袋を脱ぎながらセクシーに歌う(アニタ・エリスの吹き替え)シーンがあまりにも有名。『カサブランカ』を意識したプロットでG・フォードの役は当初ボギーにオファー。
『愛の贈物』(58・J・ネグレスコ)は、『センチメンタル・ジャーニー』(46・W・ラング)のリメイク。D・デイの同名歌唱曲(本編はインストルメンタルのみ)で知られる原典だが、本作ではV・ダモンの「愛の贈物」に差し替えられた。内容も現代風にアレンジされて幽玄な味わいが消えた失敗作。