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日曜日、遅くまで惰眠を貪る妹を起こすため部屋の前まで行く
「「うぇえッ!?ナニコレ!?鏡じゃない?!誰!?」」
部屋の中から妹の大きな声がした。急いでドアを開けると...
「「あ、兄さん!こ...ここに知らない人が!..はぁ!?それはそっちでしょ!?」」
妹が2人になって手を繋いでいた。
「「...............」」
会社のエレベーター。
今乗り込んできた女性社員、なんだか自分に似ている気がする...そう思うが何となくマジマジと見るのは気が引けるので悟られない程度にチラ見する。
彼女達が互いに互いを自分自身だと知覚するまであと2F分......
容姿端麗、文武両道の少女はある日突然スライムに取り込まれてしまった。
知性を持たないスライムは他の人間を吸収するための『餌』として吸収した少女を無造作に生み出していく。
生み出された少女の複製体は、きっと数日後には町を埋め尽くすほどの数になるだろう。