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「そんなめずらしいびょうき、やるひつようありません。1がたとか2がたとか?とうにょうびょうなんてみんないっしょでしょう。じゃあ、つぎにいきます」
えあちゃんは、はんぱつしました。「せんせい、それは2がたのはなしでしょう。1がたとうにょうびょうというのがあって、」せんせいはゆるくわらいながら、えあちゃんのはつげんをさえぎりました。
2ねんせいさいしょのちゅうかんテストで、えあちゃんはそうごう1いでした。えあちゃんはおおよろこび。これで、ねんがんのけいたいでんわをかってもらえます。あまりにすぐにたっせいしたので、おとうさんはびっくりしました。
2ねんせい。クラスがえのけいじをみて、えあちゃんはぜつぼうしました。なかよしのおともだちが、ほんとうにひとりも、いません。まあ、それでも、なんとかやってけるかな。とおもっていました。 そのときは。
それでもまあ、1ねんせいのときはそこそこたのしくやってました。なかよしのクラスメイトもすうにんいたし、せいせきもそれなりで、がくねん5ばんくらいでした。
ただ、あたらしくできたとてもだいすきなともだち、あやかに、「えあのおやゆび、なんかキモイね」といわれたのは、けっこうショックでした。
ちなみににゅうがくちょくごには、「しょうがっこうのときあわをふいてたおれたびょうきのこがいるらしい」、とうわさになりましたが、えあちゃんはそのげんきょうをとくていしてあいてをなきながらどげざさせました。
ちゅうがっこうのにゅうがくしきのまえにも、ほけんしつのせんせいにあいさつにいきましたが、こんかいは「わざわざびょうきについていいふらすのはやめよう」ということになりました。ほけんしつのせんせいは「いつでもいらっしゃい」といいました。
こうしてえあちゃんは、『うったらすぐたべていいインスリン』と、『わざわざちゅうしゃしなくてもいつでもインスリンうてるマシーン』をてにいれたうえで、おかのうえしょうがっこうをそつぎょうし、やまおかちゅうがっこうににゅうがくすることになったのです。
あともうひとつおぼえているのは、いちどだけ、えあちゃんはきゅうしょくをおかわりしました。理由は覚えてません。おかわりしたのは「キュウリいちまい」、でもなぜかはくしゅかっさいで、なぞのほこらしさをおぼえたものです。