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【36罵声】 俺たちはとりあえずドアから中を伺うことにした。 すると中から罵声がきこえてくるではないか。 これは穏やかではない。 パッと見たところモヒカンがダブルモヒカンを咎めているようだ。 俺たちは中に入ることに決めた。 正義感は強い方なのだ。
【35 唯一の歯科】 しばらくメカ鳥の上で寛いでいたが、1時間ほど走った頃だろうか、急にメカ鳥が止まった。 目の前には「唯一の歯科」と書かれた薄汚れた建物があった。
34こいつは驚いた。なんとこの鳥は本物の鳥ではなく機械仕掛けだった。その証拠に羽をかき分けると1枚の扉が現れ、そこを開けるとバーカウンターがあった。あまり酒は強くないので俺はレッドアイを頼み、ウオ田はラムコークを頼んだ。少しでもこの不安な現実から目を背ける為ストローで飲むことにする
【33乗ってく?】 「ご自由にお乗りください」 と書かれた看板を首から下げたソイツは片足を上げすまし顔で、まるで俺らの事など気にしていないといった様子で佇んでいた。 だが、俺には分かる。 コイツは俺らに乗ってもらいたいのだ。
【32なんかいる!】 俺ががむしゃらに砂を頬張っていた時、 ウオ田が丘の上にいる何かに気づいた。
【31俺を止めるな】 遠くの方でウオ田の声がする。 誰かが俺の肩を掴んでいる。 止めろ俺を水から引き離すな。 まだ喉が乾いてるんだ。 飲みたいのならお前も飲めばいいじゃないか。 ほら見ろよ、水ならまだまだ掃いて捨てるほどあるぜ。
@kaeru_dx
【30】ちょっと目を離した隙にネコ美が砂を貪っていた。「嘘だろ…」これ以上の言葉が出ない。節操がないで有名なネコ族といえ、ここまでとは。ウオ田は一瞬、コイツをここで葬って「俺だけ助かるか?」と思ったが、ネコウオ星でのネコ美との楽しかった日々が走馬灯のように巡り、その考えは霧散した。
【29最高の水】 今まで飲んだ水の中で1番旨い。 俺の手と口は一向に止まる気配がなかった。 水道から出ている水じゃない為か多少異物感があるのは否めないが、 それを差し引いても旨い水であることに変わりはない。
【28オアシス】 朦朧とする意識の中、俺は水を見つけた。 先程まで鉛のように重かった足は随分前から限界突破していたというのにまるで羽でも付けたかのように軽やかに動き出した。