//=time() ?>
俺は比較的近くに落ちていたナイフを口で咥えた。
こんな奴に殺されるぐらいなら、自分で自決、してやる。
最期までお前に付き合ってられない。
「……君がそれを選ぶなら私は止めないよ。じゃあな。哀れな友人」
「パンパカパーン!!!お疲れ様!!」
阿久津実紫は、そこに座っていた。
「外の様子、見たぁ?もう暗いよ!君たち、だいぶ長〜い時間、このビルにいたもんね。」
蒼介さんは銃を構えた。
一心不乱に君に駆け寄って、抱きしめた。
何が起きたのかは鮮明に今、脳裏に焼き付いた。
タタタッと、誰かが走り去る音がした。
俺は構わず、響の長くて綺麗な髪をそっと触った。
「嘘を吐くようなひとは、ヒーローにはなれないよ、明星紀子さん。」
低い声と、銃声が、私の耳に響いた。火薬の匂い。血の匂い。あぁ、私は____
「ヒーローにはなれない」