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後悔と慚愧の想いで深く傷付き
幾十にも重なる心の瘡蓋を
ピリリと剥いで血が滲む
若き時代の過ちを
繰り返さぬ様に
痛みと共に心に念じる
今となっては遠い過去
何時か笑い話で話そうと
機会を探すがチャンス無し
7月文月言の葉の時節
母より娘へのお祝いが届く
普段は電話やメールで
心を繋いでいるが
自筆で書かれた懐かしい文字
一文字一文字に優しさが籠り
行間から溢れる愛の深さ
有難く勿体無く感涙する
最後の孫の挙式と涙で滲む
西日射す窓辺に佇み目を細め
夕景の街並みを眺めながら
貴女の帰りを待っている
今日は早く帰るからと
今朝の喧嘩を仲直り
今夜の食事は私が作る
メインは厚切りステーキで
ワインは芳醇ボルドーの赤
キャンドル灯し準備万端
春近しを感じつつ
今朝の冷え込み身に染みる
思わず早春賦を口遊む
"春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声もたてず
時にあらずと 声もたてず"
三寒四温の例えに習い
寒暖を行きつ戻りつ繰り返す朝
早春の小川のせせらぎ右に見て
まだ固い鎧を着る梢の花芽
土手の南面には蕗の薹
満を持して春盛りを待つ
漂う香りは腐葉土の草息
流れ伝わる生命の讃歌
我一人佇む姿凛として
大地の息吹を包括し
生かされる生命の恩を確認す
週末の夜は眠れぬ夜で
何時も貴女を想って居ます
遠く離れてまだ一年
二人の絆は太いと信じて
逢うのを我慢声で満足
写メで元気を確かめる
微笑む笑顔が少し硬いよ
枕元には写真と香水
いつも通りにお休みのキッス