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トミー・ウンゲラーの『キスなんてだいきらい』(1973年/矢川 澄子訳、1974年)はボロボロになるまで眺めた。のちに新しく出たものを買い直したら何だか鉛筆のざらついた線がツルツルになっている気がした。
『ホルストン』。パリに米デザイナーが初めて招かれた「ザ・バトル・オブ・ヴェルサイユ」でライザ・ミネリが親友ホルストンの為に“Bonjour Paris”を歌う再現場面は盛り上がる。デザイナー時代のジョエル・シュマッカーも描かれ、ドキュメンタリー映画にはマリサ・ベレンスン(『キャバレー』)の証言も
五所純子『クスリを食う女たち 』(河出書房新社)。6月刊行のニュース。この本が楽しみ。五所さんは稀有な書き手で、人間性というものへの深い理解と共感力があり、その感受性を独自の文体に展開できる人。2014年の『スカトロジー・フルーツ』(天然文庫)も読んでみてほしいhttps://t.co/QkdF21eKkm
ハーモニー・コリン新境地『ビーチ・バム』は『チーチ&チョン スモーキング作戦』(ルー・アドラー)、チャールズ・ブコウスキー脚本『バーフライ』(シュローダー)、ハンター・S・トンプソン原作『ラスベガスをやっつけろ』(ギリアム)、『ビッグ・リボウスキ』(コーエン)あたり好きな人にも推薦
年末から1月いっぱいにかけて感心した5本。スコセッシ『都市を歩くように―フラン・レボウィッツの視点』、コルネル・ムンドルッツォ『私というパズル』、マリエル・ヘラー『ハイディ・シュレックの討論会~私にとって憲法とは』、ジョージ・C・ウルフ『マ・レイニーのブラックボトム』、『コブラ会3』
今ほど仕事中にうたた寝。その夢の中にも『もう終わりにしよう。』の世界がウイルスのごとく浸食していた。素晴らしいジェシー・バックリーとジェシー・プレモンス同様ばつの悪い悪夢の帰省をはたして冷たい汗をかいていた。チャーリー・カウフマンはこれまで以上に僕の深層心理に刺さる映画を作った。
部屋を片付けていると忘れていた本や物など色々なものが出てくる。懐かしいものも、ちょっと気を落ち込ませるものもあるけれど、長らく探してたバージニア・リー・バートンの劇場スタイルの絵本『せいめいのれきし』(1962年、いしいももこ訳、岩波書店)が出てきて安心した。今は改訂版があるらしい。
宍戸錠死去。ジャン=ポール・ベルモンドやマイケル・ケインと同い歳。「くいしん坊!万才」の世代だけど鈴木清順を通じて『野獣の青春』『肉体の門』『殺しの烙印』等を知る。獣的な顔に引き締まった体が映画的なロングショットによく映えた。『転校生』『すかんぴんウォーク』も印象に残ってるなぁ。