「死体発見アナウンス時が鳴る前、 香澄のドアは開かなかった。鍵がかかっていたのを俺は覚えている。」
『俺が、香澄を殺してしまった…』
「理由もなく記憶を失ってる飾川さんが一番怪しいと私は思うんですよ！」
「そ、そもそも刺されたら死んじゃうと思うんですけど何故わざわざお風呂に入れる必要あったんでしょうか………？」
「まず、香澄さんのお腹は刺されているね。 肝心の凶器の包丁は香澄さんのお部屋に落ちていたから間違い無いよ」
…。
……。
………。
あぁ、これが…絶望に染まるって事なんだ。
「…え、えっと…こんにちは。」
