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映画観たり、作ったり、教えたり。 才能無き者に与えられしは観ることのみ。

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『#マルケータ・ラザロヴァー』鑑賞。
さまざまな横暴と抗争に翻弄された少女の流転。神に仕えることを願った彼女を強奪しその純血を汚した男との寄り添い。やがて彼女は神の救済よりも血の通った彼の温もりの宿った新しき生命に己を託す。ラストの結婚の誓いに涙を禁じ得ない。

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『兇魔劇 津山三十人殺し』観劇。
血塗られた惨劇は過去の集積の残骸なのか。未来は過去の束縛でしかないのか。あの時の想い、行動が未来を招くのか。そうであるのなら私たちの運命は決められたレールの上での神のシナリオの再現ドラマにしか過ぎないのだろうか。
あゝ運命に抗いたい。

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「#スターフィッシュ」鑑賞。
未体験のゾーンの映画たち2022より。
彼女の「畏怖」の念は外側に存在するのか?内側に潜んでいるのか?方向性が見定まらないまま私たちはその世界観に引き摺りこまれていく魅力。ポランスキーの「反撥」とタルコフスキーの「惑星ソラリス」を想起。

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新解釈によるコンテポラリーバレエ。
近未来のそこにはキュピレットもモンタギューもなく世界システムの統制と秩序の強要。
皮肉にも男性と女性がその代わりとなり両者を擁護。
だがいつの時代も死が成就の結末なのか。
本作の永遠性を改めて認識。

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劇団新古典主義「カラマーゾフの兄弟」観劇。
すべてが崩壊した直後からの再構成される憎悪と猜疑の大スペクタクルは一切の救済も求めず過酷に兄弟たちを下げずむかのよう。
愚かで醜き人間共よ、運命に弄ばれてみよ。
ラストの好対照の笑顔での出会い。

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「どのツラ下げて」観劇。
高貴さは文学や教養の中に存在するものではない。
ふと振り向いた隣の人の優しい笑顔の中に存在しているのかもしれません。自分を愛してくれた心温かき人々の心に。
不器用な生き方しかできない大人たちのちょっと頑張る物語。
とてもよかったです。

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